香織は文子とは対照的な女性だった。文子よりひとつ年上。短大卒で会社では僕の先輩だった。営業から総務に移って机をならべるようになり親しくなった。文子とつき合っていた頃にも、ふたりで小田原城の夜桜を見にいったり、ジャズ・バーで飲んだりする友達…
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