僕は統合失調症

30歳の時に発症した統合失調症の発病・入院・回復の記憶

今日、8月9日は61年前、長崎に原爆が投下された日だ。

大学時代の終わりから5年ほどつきあっていた女の子がいる。彼女は長崎の出身だった。彼女のことに触れなければ、僕の病気のことは語れない。

このブログでは、そんな昔の想い出から、統合失調症とつきあい始めた頃のこと、精神病院に入院した時の体験、その後の生活で感じた日々の想いなどを書いていこうと思う。

現在、僕の病状は安定していて、抗精神病薬睡眠薬の服用を欠かさなければ、日常生活に不自由は無い。

だが、病気が激しかった急性期の幻聴と妄想の日々のことは、今でも鮮明に記憶している。統合失調症の当事者の書いた本はいくつか読んできたが、幻聴と妄想の体験を克明に表現したものは少ないように感じる。自分の筆力で、どこまで表現できるかわからないが、自分が受容するに至った病気の症状や、発病の原因を、当事者以外の人にも伝わるように書いてみたい。

かつて、僕のカミングアウトを深く理解してくれたN君夫婦や、R子さんに話しをしたときのような気持ちで。

ブログに登場する人名は仮名を使っていくつもりだ。